- HOME
- 猫の介護学
- 1日目「はじめに」
1日目「はじめに」|猫の介護学
こんにちは。
こちらのページを見つけてくださってありがとうございます。
ここでは、猫の介護についてみなさんと一緒に学んでいきたいと思います。
あなたは猫の介護と聞いて、まず何を思い浮かべるでしょうか?
今まさに猫の介護をしている方、近いうちに必要になるかもと感じている方、
今は全く必要ないと思っているが少し興味がある方、それぞれだと思います。
私は自分の猫に加齢による老化現象が明らかに見えはじめた頃に、
何が起こっているのかを知るために
動物介護士、看護士などの資格を取りました。
そして確信したことは、猫と暮らすようになったらすぐにでも
将来の介護のことを意識したほうがよいということでした。
それはどういうことなのか、
2日目以降の介護学で一緒に勉強していきたいと思います。
うちにはもうすぐ18歳になるキジトラのおじいちゃん猫がいます。
18歳は人間の年齢に換算すると88歳になり、
うちの子の場合は
ここ1年で老化が顕著に見え始めるようになりました。
身体の汚れが目立つようになり、足がフラつき、夜鳴きや、食欲旺盛なのに徐々に痩せてきたり・・・。
これらは1年前には全くなかったことで、
短期間での激変に少なからずショックを受けましたし、
毎日注意深く見守っていたらもっと早く気づいてあげられたかも、
という思いもありました。
猫は元々単独行動をする生き物なので自立心旺盛で、
お世話もご飯とトイレくらいで、
人間の手を煩わすことはほとんどありませんよね。
毎日よく食べ、よく眠り、自ら丹念に顔や身体を舐めて毛並みもツヤツヤ、
飛び回り跳ね回ってよく遊び・・・。
当初私には、これから先もこんな風にずっと手がかからない日が続いていくのだろうという
根拠のない思い込みがありました。
まさか介護が必要になる日が来るなんて思ってもみなかったのです。
現在、猫の平均寿命は15歳程度で、個体差はあるものの、
11歳頃からシニア期に入ると言われています。
今まで手のかからなかった子が、急に手がかかるようになる日が、
どこかの時点で必ずやってきます。
そのときまでに今から準備を始めましょう。
あなたの猫ちゃんの願いはただ一つ、
最期のときまで大好きなあなたと一緒にいることです。
そのためにまずはあなたが元気で長生きをしなければなりません。
食生活に気を配る、適度な運動をする、ストレスをためない、
自分の身体に嬉しいことをする…そして出来るだけ元気で長生きをしましょう。
それから、あなたの猫ちゃんにも同じことをしてあげて、
猫ちゃんにも元気で長生きしてもらいましょう。
2日目からは項目ごとに猫の介護について具体的に一緒に勉強していきます。
(2日目に続く)